「一汁一菜」が世の中を救う!?

私の周りにいる人たちが皆、「毎日の食事作りが大変だ」と訴えるんです。どうしてそんなに大変なのかというのが私にすれば疑問だったわけですが、いろいろ聞いてみると、仕事で帰りが遅くて家でお料理する気になれない、外のことで忙しくて家のことは後回しになってしまう、子どもが手を離れてモチベーションがなくなった……でも、皆決してそれでいいとは思っていない。たいていの人が、毎日の食事をきちんとしたいと考えているのです。

そんな食との向き合い方に悩む人にとって、わかりやすい入口になるのではと考えたのが“一汁一菜”やったんです。一汁一菜とは、ごはんを中心として、汁(みそ汁)と菜(おかず)それぞれ1品を合わせた和食の原点ともいえる食スタイルです・・・そう語られるのは、料理研究家の土井善晴さん。

歯に衣を着せぬ語り口が良くて、好きな料理研究家です。

最近日本古来の「一汁一菜」を通して現代日本の食文化の見直しを提言した本「一汁一菜でよいという提案」を記されました。昔の庶民の暮らしを見ると、ほとんどが「ごはん、みそ汁、お漬物」だけで一汁一菜の型を担ってきました。だから土井さんは、今だっておかずをわざわざ考えなくても、ごはんに具だくさんのみそ汁だけでいいじゃないか!!と云っております。

たしかに栄養面でいえば、日本人はずっとこれで過ごしてきたわけですから、それだけでも元気で健康でいられるはずです。またそれに土井さんは、日常の食事を一汁一菜と決めてしまえば、食事づくりのストレスはなくなるし、忙しいお母さんたちの時間にも余裕が出来てきますから、いいことづくめだというのです。

日本人の基本的な食スタイルですね・・・

またごはんとみそ汁だけなんて言ったら、手抜きと思われるかもしれません。でも、一汁一菜は決して手抜きではありません。手抜きだと思うと後ろめたさを感じてしまいますが、そもそも和食の身上は素材を生かすこと。素材の持ち味を引き出すにはシンプルな料理がいちばんです。家庭料理は手をかけないことがおいしさにつながるのです。それに一汁一菜のすごいところは、毎日食べても食べ飽きないということです。なぜかといえば、素材が季節によって変わるということもありますが、それ以上に、ごはんもみそ汁も漬物も、どれも人間が意図してつけた味やないからです。ごはんは米をといで水加減して炊いただけ、みそも漬物も微生物が作り出したもので、そこには小さな大自然ができています。自然の山の景色とか一輪の花の美しさとか、見飽きることがありませんよね。それと同じです。自然のままだから、ふたつと同じものがない。ダイナミックに変化する。それが、人間のなかにもある自然ともなじんで、心地よく感じるのです。たとえば、みそ汁ひと椀のなかの変化いうのはものすごいですよ。すごくおいしい日もあればふつうの日もある。「今日はこんな味がした」「今日は昨日とは違うね」と、自然の風景を眺めるように、みそ汁を味わってみるとよいのではないでしょうか・・・

洋食でもアレンジできますね・・・

この「一汁一菜」のシンプルな食事でしっかりとした栄養が取れて、病気になりにくい身体をつくる。そんな日本の先人たちの知恵と豊かな感性で培われた日本食だからこそ、数年前に和食が世界無形文化遺産に登録されたのではないでしょうか!またこの自然の恵みに感謝しながら栄養豊かな「一汁一菜」の食事を習慣化することにより、肉食や飽食の習慣が縮小して、飢餓に苦しむ人たちへの手助けや地球温暖化の抑制にもつながりますから、結局家族の平安はもとより全地球にも貢献するという、世の中にとっていいことづくめの結果が得られるということになりますね~。そういう意味でもこの土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案」はたいへん奥の深いものであります。私もできる限りそのような方向に努めていきたいと思いました。土井善晴先生素晴らしい提案をありがとうございました!! 今日も勉強になりました  ありがとうございます。

それで、土地探しを始める前に、あなたが決めておくべきことが5つあります。

まず一つ目は、不動産の価値をどのように考えているかです。

財産と考えてるのか?

それとも、

消費するものとして考えてるか?

別な言い方をすれば、

日常生活の便が優先か、自然環境が優先かということです。

日常生活の便を優先すると、市街地で駅にも近く、

買物も便利な場所になります。

こういう所は、多くの人が住みたいと思います。

ですから、そういう不動産は売りやすいんです。

つまり、財産としての価値が高いんですね。

一方、自然環境を優先すれば、郊外の静かな場所になりますね。

こういう所は、交通の便も、生活の便もよくありません。

だから、いくら安くても、なかなか売れません。

それは、車といっしょで、ローンを払いながら消費していることになるんです。

つまり、

財算としての価値は低いということです。

どちらがいいですか?あなたの価値観で決めてください。

もちろん、生活の便がよくて、自然環境も良いところ

という気持ちはわかります。

でも、どちらを優先するかを決めておかないと、土地探しで混乱します。

もしなかなか土地が決まらないなら、まずここからスタートしてください。

ただし、これって、実はすごく難しいんですよね。

なぜなら、夫婦でもそれぞれ価値感が違うからです。

「互いの価値観を尊重してます」

って言われそうですが・・・

普段の生活ではもちろんそうでしょう。

でも、大きな決定をしなければいけないとなれば話は別です。

家は、一生に一度の大きな買い物ですからね。

お互いの価値観がぶつかります。

そこでポイントの二つ目は、お互いの価値感をすり合わせることです。

決して、「あなたはおかしい」

って言わないでくださいね。

価値感は、人それぞれ違うんですから。

「わたしはこう思うけど、あなたはどう?」って感じですね。

じゃ、平行線になったらどうしたらいいか、それは一番最後に話しますね。

三つ目は、誰(または何時)を中心に考えるかです。

具体的には、旦那さんか、奥さんか、それとも子どもかってことです。

一番多いのが、子ども中心です。

「長男が来年4月に入学するんで、それまでに入居したいんですが。」

そういう人たちは、夫婦二人になったときのことをあまり考えてません。

子どもと一緒に過ごせるのは、10年から15年です。

長くても20年でしょう。

それに比べ、夫婦だけで暮らす年月はずっと長いはずです。

でも、もう、お気づきだと思いますが、

誰を中心に考えるかも、あなたや、あなたの家族が何を優先するかなんです。

もし、仕事を優先するなら、職場に近いところになるでしょう。

子どもを優先するなら、学校区で探すことになるでしょう。

いずれにしても、誰を中心に考えるかで、住む場所もいろいろ変わってきます。

でも、それが決まれば、絞り込めるんですけどね。

つづく・・・