五月になりました。五月は過ごしやすい気候です。春から初夏に変わり新緑が芽吹き目を和ませ、鳥たちが訓練された良い鳴き声で耳を喜ばせます。そんな心地よい季節に「五月病」という毒々しい言葉が出現します。「五月病」は一般的には、新入生や新社会人によく見られる新しい環境になじめないことが原因で起こる精神的な病と云われています。新しい環境への期待がある反面不安も大きいため、そんな中、新しく入ったその環境に適応できない(つまり慣れない)ために起きている訳ですが、このように病名を付けてしまうと、とてもたいそうな病気のように聞こえてきますし、ますます重苦しくのしかかってくるような気がします・・・
話しは変わりますが、「花粉症」。私が40年ほど前にはなかった病名でした。私は子供の頃、ひどいアレルギーで、東京に住んでいる頃は、2月から2ヶ月くらいは鼻づまりが酷くて、辛い時期を過ごしていました。その当時、私のような症状を持っている方は私も回りには余りいなかったです。一所懸命漢方薬を飲んだり、注射をしたりとほぼ薬漬けの日々でした。私が20代になった頃突然「花粉症」という言葉が出現しました。この時私のアレルギーは杉花粉だったのだと理解はしたのですが、その後私は鹿児島に行くことになり、杉をたくさん扱う製材所の仕事をすることになりました。杉まみれの場所にいくのに「花粉症」などなっている暇はない!!と宣言して鹿児島に来たら、なぜか鼻づまりがなくなりました。そして、今まで東京で鼻水・鼻づまりなど一切なかった母や弟は、「花粉症」という言葉が世間やコマーシャルで頻繁に流れるようになってから、「花粉症」と云われる症状に悩まされるようになりました・・・
何を言いたいのかというと、私は言葉で「花粉症」を拒否したため症状がなくなり、母たちは「花粉症」という言葉を信じたことにより、2月・3月は悩まされることとなったという事例から、いろんな病気や現象はすべて「言葉」によって造られていて、それを信じるか信じないかで形が変化するものだということです。そんなことを考えながら、コマーシャルを見ると完全に物を売らんがための洗脳に他ならないと感じます。なんでもかんでも出てくる言葉を鵜呑みにせず、良い言葉だけを受け入れるように心がけたいものだと、改めて思うことでした・・・
5月を迎えて、「5月病」というマイナスの言葉からの戒めを学んだ、今日も良い1日でした。 ありがとうございます!!
家は何年持てばいいですか?
例えば、30歳で家を建て、90歳まで生きたとして、60年です。
では、あなたの家は60年持つと思いますか?
昔の日本家屋は、100年は持ってました。
また、神社やお寺は200年以上が当たり前。
ですから、家を建て、あなたが死ぬまで住み続けることは可能なはずです。
ただし、そのためには、メンテナンスをし修繕していく事です。
100年住める家は、もちろん骨組みなどがしっかりした造りです。
そして、メンテナンス、修繕をきちんと行ってきたからこそ残っているんです。
家は完成した瞬間から劣化が始まります。
でも、自分の家をいつまでも美しく、そして住まいの基本性能を維持し、
快適に暮らしたいはずです。
では、そのためにどんなことが重要なんでしょう?
それをこれから話しますね。
つづく・・・