孝(こう)は百行(ひゃっこう)の基(もとい)・・・

親孝行は、永遠に変わることのない真理である・・・わたし達の両親は、神の愛がわたし達を護(まも)り育てるために仮に人間の姿をして地上に顕現(けんげん)せられた神の化身(けしん)である。古語に「孝(こう)は百行(ひゃっこう)の基(もとい)」と言われているのは、親が子を愛する愛情ほど、神の愛が最も完全にあらわれているものはないからそれに報(むく)いる心になるとき、あらゆる善徳が完成するからである。(谷口雅春著『聖経版 続真理の吟唱』より)

最近は年齢の関係上、冠婚葬祭であれば葬祭に出席することが多くなりました。友人や知人の親御さんが多いわけですが、その都度我が事を振り返ります。私の両親はまだ健在で、80代後半に差し掛かりながらも心身共に元気で、自分のことは自分でされるので、本当にありがたい限りですが、それに甘えて自分は親孝行をしているだろうかと問えば、答えは限りなくNOであります・・・

私は弟と兄弟二人ですが、両親から本当に愛情深く、そして何不自由なく育てていただいたと思います。もちろん大ゲンカをしたこともありませんし、やりたいこともさせてもらいましたので感謝以外に言葉はありません。途中親族間の紆余曲折はありましたが、今は両親とともに過ごしております。しかし親孝行らしきことといえば???

その昔、黒住宗忠という方はとても親孝行で有名だったそうですが、ある日七日間の間に突然ご両親が次々と亡くなられて、失意のどん底に陥って、ついには肺結核となり余命幾ばくもないほどに身体が衰弱してしまわれたそうです。そのどん底の或る時「孝経」の「身体(しんたい)髪膚(はっぷ)これを父母(ふぼ)に受くあえて毀傷(きしょう)せざるは孝の始めなり」(人の身体はすべて父母から恵まれたものであるから、傷つけないようにするのが孝行の始まりである)ということを思いだし、その後昇る朝日を眺めながら「あぁ私は両親からかけがえのない身体をいただいていたのに、ないがしろにしていた。申し訳なかった!!自分の命は両親を通して繋がっている神様の命そのものである!!」「ありがとうございます!!」と思えたら嬉しくて嬉しくてしょうがなくなり、朝から晩まで一週間笑いつづけて、周りの人たちがついに気が狂ったとびっくりされたほどでしたが、その後病いが完全に治っていたのだそうです・・・黒住宗忠のように、この親からいただいた尊い命を、怪我や病気などせずに大事に扱うことこそ、親孝行の始めであることはしっかり肝に銘じたいところです・・・

また「孝(こう)は百行(ひゃっこう)の基(もとい)」(親のことを考えれば、人は悪い行いをしないようにし、善い行いをしたいと思う。したがって、親孝行はすべての善い行為の基本になるものだということ。)の言葉のように、親を悲しませない思いをしっかり持つことは、決して悪い行いをしてはいけないという戒めになりますので、これもしっかり心に刻み込むことが大事です・・・

上記の言葉を鑑みれば、親孝行をしなければと力まずとも、親からいただいた身体を大切に扱い、常に世の為人の為に働くことこそが、最終的には親を喜ばせて「親孝行」となるものなのだと思うことでした。実践したいと思います ありがとうございます!!

住宅ローンを利用して新築すると、

10月中旬から11月上旬頃に

金融機関から残高証明書が届きます。
それを税務署から届いた書類と併せて勤務先に提出すると、

年末調整で控除を受けることができます。
残高証明書は毎年届くのですが、

税務署の書類は10年分を先渡し。

「たしか、この引き出しに…」

と引き出しを開けたのに無かった時は冷や汗ものです。^^;