隠れている所の重要性・・・

昨日に引き続きマイライフオオニワさんで、タイベック施工講習会を受けました。今日の講師は、香川県高松市からお見えになったチバ建装の千葉社長です。

チバ建装の千葉社長。
外装工事を5000棟施工して一度も雨漏りさせていないそうです。凄いです!!

圧倒的な実績を元に今は外壁施工の伝道師的な立場になっている先生で、とても説得力のあるお話と実地体験であっという間の研修会でした。

家の瑕疵の9割近くが雨漏りで、その7割が外壁からのものです。そのほとんどが2次防水層の防水透湿シート施工の不良が原因ということです。先生曰く、どうしても自己流でしているため、完璧なシート施工をされている方はほとんどいないとのこと。先生のきめ細かな行き届いた施工と仕上がりを見れば、納得させられました。どうしても下地ということで、これぐらいでいいかな!と妥協しがちですが、やはり隠れているところがしっかりしていて、初めて建物が長持ちすることを改めて教えていただきました。建物にしても他の製品にしても見えないところが大切であるところは、人間にも共通していますね。表面を繕っても中身がてきとうだとすぐ化けの皮が剥がれますからね。「人は心を整える。建物は防水層を整える。」しっかり肝に銘じたいと思います。千葉先生ありがとうございました。

見本施工中
細部まで行き届いた施工です。

マイライフオオニワさんの帰り道、牧園にある祝橋温泉に入ってきました。源泉掛け流しの温泉で、入浴料はなんと200円。透明で湯量豊富な温泉と冷たい地下水に入り、しっかり癒されて帰りました・・・

ヤマトタケルノミコト伝説のある祝橋

今日もいい1日でした   ありがとうございます。

 

「照明」についてです。

今日は、照明に関する問題の続きです。

次に考えてほしいのが、照明の位置です。

先日、超高級ホテルの話をしましたが、そういうホテルの照明を

是非見て下さい。

まず、真上からの照明はありません。

それから、目線の位置にも照明はないです。

立った目線位置、座った目線位置にはありません。

それ以外に照明が取り付けられています。

だから、直接目に入らないので居心地が良いんです。

と言うことで、照明の取り付け位置も考えてくださいね。

ところで、照明が上からになったのはいつ頃だと思いますか?

江戸時代には、上からの光はありませんでした。

その頃は行灯(あんどん)で、下からの灯りでした。

それが上からの灯りになったのは石油ランプが登場した明治になってからです。

そして、今では天井に直付けの照明が主流です。

照明は太陽や月の代わりです。

では、太陽の位置を考えてください。

太陽は、朝、東の空から昇り、夕方、西の空に沈んでいきます。

一番高くなるのが夏至の正午。

それでも、真上にはきません。

だから、真上からの照明は不自然なわけです。

また、真上から照らすと均一になり、明暗の変化がなく、奥行き感が出ません。

明るいところ暗いところがあり、それで空間に変化を持たせることができます。

そこで、下、斜め下、横、斜め上に照明を取り付ける

とより自然に近い明かりになります。

だから、超高級ホテルでは、真上からの光がないんです。

もちろん、蛍光灯も使われていません。

子ども部屋の照明も考慮してくださいね。

これで、子どもの話は終わりです。

今までの話をまとめます。

「失敗しない住まいづくりの秘訣」シリーズでお届けしていますが、

最初に話した間違いについて覚えていますか?

何も準備せず、いきなり展示場や見学会に出かけていくことです。

まず、資金計画が必要でしたね。

次に、自分を知ることでした。

そして、病気になりにくい家を考えました。

さらに、良い子に育つ家についても考慮しました。

ここまで準備して、やっと展示場や見学会に行くことができます。

それまでは、見たいでしょうが、我慢してください。

分からないまま行くと、業者の情報に影響され、

間違った方向へ行くことになります。

本当はワンボックスカーが欲しいのに、スポーツカーや

軽自動車のところへ行ってしまうわけです。

それでは、必要ない情報に惑わされ、かえって混乱するだけです。

住まいづくりには、正しい手順があります。

順番を間違えないでくださいね。

つづく・・・

この記事を書いた人

前田 浩幸
前田 浩幸
演劇と音楽、日本の伝統文化や歴史が好きです。
日常の些細な出来事の中から、少しでも良いことを見つけて書き記すことができたらと思っております。

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