「食生活」を考えることも人を助ける働きになる・・・

先日フェイスブックで見た内容に衝撃を受けました。ある程度は分かっていましたが、改めて見ると考えさせられます。日本のニュースでは豊洲移転問題やら加計学園問題等で大騒ぎして、ワイドショーでは芸能ネタが大方を占めています。政権運営は水漏れ状態、野党はただ批判と悪口の応酬合戦に終始しています・・

世界では1日に25,000人もの人が飢えが原因で亡くなっています。何故飢餓が起こるのでしょうか?調べてみました・・・

世界で取れる穀物の量は24億トンで、世界人口71億人で分けると一人当たり338kgです。人間が健康を維持していくために必要な穀物は150~180kgと云われていますので、世界の食べ物が足りない訳ではありません。もちろん自然災害や戦争で多少の減少もありますが、特に影響はありません。発展途上国は子供をたくさん産みますが、半分くらいは幼少のうちに亡くなってしまうので、それも違います・・・

それでは飢餓の本当の原因はなにか?世界の穀物は皆が食べるだけあるにも関わらず、世界の人口の5分の1が住む、日本、アメリカ、ヨーロッパなどの工業先進国が世界でとれる穀物の40%を消費しています。しかもその半分近くが牛・豚・鶏などの家畜の餌になってしまっているのです。日本人である私たちは70年前に比べると肉類は15倍近く食べているそうです。世界で飢えに苦しむ人たちは、あと150gの穀物があれば助かると云われています・・・

日本は世界最大の食糧輸入国です。日本のカロリー自給率は40%。穀物の自給率は1965年82%だったのが、現在では28%です。これは自国の農業より工業製品の輸出を優先にしてきたことや、ライフスタイル・食生活の変化が原因でもあります。そんな状況でありながら、日本は年間2,000万トンの食糧を捨てています。捨てられる食物の半分が家庭です・・・

これらの状況を真摯に受け止めて、いっぺんにはできなくても、少しづつ改善していくことが、今もっとも大切なのではないか?そんな気持ちを抱いた次第です。全てがひとりひとりの自覚次第です。まずは食べ物を無駄にしないこと。冷蔵庫内に待機食糧をつくらず、出来る限り近場で必要なだけ購入して、適量を調理して、食べ残しをしない。それだけでも大幅に違ってくるように思います。ひとりひとりの成すことは小さくても、集まれば大きなものになります。どんなことも積み重ねです。「行動と継続」すべてに通じる真理ですね!フェイスブックのおかげで大事な事を学ぶことができました  ありがとうございます!!

この記事を書いた人

前田 浩幸
前田 浩幸
演劇と音楽、日本の伝統文化や歴史が好きです。
日常の些細な出来事の中から、少しでも良いことを見つけて書き記すことができたらと思っております。

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